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  • 環境にやさしい高効率データセンター

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電力消費が少なく脱炭素のグリーンデータセンターへの移行を予定していますか?

環境にやさしく変わる必要を感じていますか?

多くのデータセンターの運用者が、電力消費と炭素排出量を最小限にすることで、エネルギー効率の良いデータセンターへの移行を目指しています。

Nation World が発行した報告では、データセンターのエネルギー消費は年々増加しており、「旧来の商用データセンターが依然として主要な電力消費主体である」ということです。この報告ではまた、「既存のデータセンター運営者は一般に、出力と性能を極大化することに関心を持ち、電力の問題は無視しがちである」とも述べています。

以下ではデータセンターに通常必要とされる構成要素について示します。  冷却システムのエネルギー 消費が、データセンターの運用コストの中で有意に大きな割合を占めているということをご存知でしょうか。 

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Eaton iCube を用いたデータセンター冷却の最適化

データセンターで Eaton iCube を利用して省エネルギーを実現する方法が 2 つあります。

Eaton iCube は、最適な温度管理を行い冷却効率低下を防ぐ組み込みの冷気・暖気通路を備えています。

暖気通路と冷気通路の配置により気流が適切に調整され、ファンの回転速度を低減することができるためにファンの消費エネルギーが減り、冷却コストが低減されます。  

Eaton iCube は冷気・暖気通路を密閉した設計になっています。  これにより冷却損失を低減し、空調効率を高め騒音も低減されます。

Eaton iCube キャビネットの前面ドアは強化ガラス、背面ドアは金属板でできており、冷気・暖気通路の分離と密閉性の要求を満たします。

温度と湿度はディスプレイ上の表示で容易に確認できます。  各キャビネットの冷気通路と暖気通路の温度と湿度をそれぞれ確認可能です。

Eaton iCube によるさらなるエネルギー効率化

グリーン・グリッドの発表では、電力使用効率性(PUE)の評価法がエネルギー効率の国際標準になり、データセンターの設計や運用で幅広く使用されています。PUE は IT 機器の消費電力に対する施設全体の消費電力で定義されます。  PUE はデータセンターでどのようにエネルギーが使用されるかを理解する上で重要です。

PUE の理想値は 1.0 です。

電気使用料金の削減を目指すデータセンターの PUE は 1.20 程度まで下がるはずです。  Eaton iCube マイクロデータセンターの PUE は 1.35 で、データセンターの年間平均電力使用効率(PUE)の改善に寄与できます。

Eaton iCube にはラック内冷却システムが付属し、ヒートシンクを近くから直接冷却します。

Energy Star のウェブサイトの記事では、データセンターについてラック内や架列内の冷却を推奨しています。

  • そのようなシステムでは、冷気がサーバーの近く(もしくは直接)になります。
  • 従来の冷却システムと比較すると、エネルギー消費の多い高密度ラックでは三分の一のエネルギーとなります。

Eaton iCube はラック内空調を備えています。  冷却システムが熱源に最も近く配置され、距離が短いため空気の循環が早くなります。その高性能によって省エネルギーが実現されます。  ラック内空調は設置が簡単で、拡張も容易です。  ユーザーが選択できるオプションがあり、ユニットの一部として出荷される冷却システムに反映されます。  そのため、ユーザーは現場で電源ケーブルとドレインパイプを接続するだけで済みます。  一体型で空調を行う Eaton iCube 標準の一体型キャビネット構成により、室内外のユニットを銅管で接続する作業も不要です。  設置後も、ラック内空調はメンテナンスが簡単で、必要なときに取り替えもできます。  Eaton では iCube に操作用ディスプレイを備えており、冷却システムを簡単に制御できます。  戻り側の空気の温度や湿度、供給側の気温や湿度、空調動作の状態などをモニターすることができます。  これにより、データセンターの運用を通じて環境上の目標を達成し、さらに的確な結果を得られるようになります。

ラックを対象とした冷却により、それぞれのサーバーラックの実際の必要性に応じて能力や余裕を設定することが可能です。局所的なホットスポットのリスクを避けられるので、この冷却方法ではより高いエネルギー効率を得られます。

ラックごと、架列ごとの冷却コストは部屋全体の冷却よりコストが低いとされています。 

Eaton iCube 標準の組み込み式空調を備えたシングルキャビネット構成は業務用オフィスビルなど空調の屋外ユニットの設置が困難な場所に適しています。 

環境対応を計画する上で検討すべき課題

電力消費が少なく脱炭素のグリーンデータセンターへの移行を計画しているのであれば、以下のような点を考慮すべきでしょう。

  1. 運用しているデータセンターが旧式のサーバーや古いネットワーク機器で埋めつくされていないか。 効率の良い新規な機器に置き換えるべきタイミングではないか
  2. データセンターの冷却システムはエネルギー消費について最適化されているか
  3. データセンターのオペレータが使用する監視系はグリーンに移行すべく設定された目標を効果的にモニターできるか

出典
冷気・暖気通路のレイアウト冷気・暖気通路のレイアウト | Energy Star
ラック内架列内冷却の実現ラック内架列内冷却の実現 Energy Star

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